ツール・ド・フランス 開幕

2021年7月

私達自転車を愛する人間にとって慌ただしい月が始まりました。

例年より早い ツール・ド・フランス

BMCは今年クベカネクストハッシュ、AG2Rをサポートしているためワールドチームを2つ抑えなければいけません。
クベカネクストハッシュはジロで3勝と成功を収めており勢いに乗っているチーム
AG2Rは総合系が2名程居ます。今年はクラシックレースにフォーカスをあてたチームだって聞いたんですが!?
どこでステージを狙いに行くのかワクワクした気持ちで迎えた開会式。

スピードマン達が牛耳った第一週

蓋を開けてみればアラフィリップ選手から始まり、マチュー選手と続きスピードマン達が開幕の狼煙を上げました。
第3ステージのスタート前ですが、ご覧の写真。

ツール・ド・フランスは後半戦になると総合系のすらっとした選手達の写真が増えるため、この光景が見れるのも第一週の特徴ですね。
特にヒネリもないのですが 「見るからに強い」 写真です。

第一週はスプリントが多かったイメージですが、中でも以前からのロードレースファンを沸かせたのは第4ステージのカヴェンディッシュ選手でしょう。

勝利の後の涙・・・不調の期間や、昨年度末にはなんとも言えない表情で「最後のレースかも」とゼッケンをしまっていた姿を思い出すと・・・画面の前で拍手を贈っていました。

逃げ勝利が一番カッコいい

第7ステージから今ツール多いイメージが有る「逃げ切り勝利」が始まります。

そして休息日前の第9ステージ AG2R ベン・オコナー 選手が山岳での逃げ切り勝利。
オコナー選手は20年はNTTチームに所属し、21年AG2Rに移籍。
チームは異なりますが同じBMCのSLR01を2019年より乗り続ける選手です。

最後の山岳に入り、約20km独走している時間はひたすらを送っていました。
去年のジロでも連日で逃げをうち、ステージ2位とステージ1位を勝ち取っているので、私の中では「山岳逃げ選手」のイメージがついています。
第9ステージが終わった時に総合2位へジャンプアップしました。

この時レインジャケットが黒かったので最初はわからなかったのですが、よく実況を聞いていると推しチームが逃げてる!となり画面に釘付け。
勝利を確信しチームカーと拳を合わせているのは逃げ切り勝利の特権でしょう。

2週目のモンヴァントゥーでタイムを少し失い総合5位になりましたが、その後は安定したタイムを刻み 総合 4位 でツールを終えました。
総合に興味はないフリをチーム紹介時に言っておきながらこの順位!オコナー選手は2024年までAG2Rと契約をしており、来年が楽しみです。
皆様も応援よろしくお願い致します

 

そして止まらないポガチャル選手

アア オワッタ・・・

第8ステージ
ポガチャル選手が集団からの破壊的な走りを見た時、マイヨジョーヌの姿を見た時、
第9ステージ
ログリッチ他有力選手がリタイアしたとき、
タイムを大きくつけられたりしたリザルトを見てのわたしのつぶやきです。

結局あの第8ステージのタイム差からジリジリと離す動きでパリまでたどり着いたポガチャル選手。
いちロードレースファンとしては「今年こそはログリッチか!?」とも思っていたので、落車の影響によるリタイアを聞いた時は3,4ヶ月前のパリ〜ニースを思い出してしまいました。
TTではまだイケるとおもったのですがダメージは大きかったんですね。
落車は気をつけましょう。我々も。

そしてUAEはアシスト陣が弱いと言われていましたが、ポガチャル選手自体の仕上がり具合はスキが無かったです。
アシストに守られるというよりか、ポガチャル選手自体がアタックをしていく攻撃スタイルのイメージでした。
あの山岳初日で全部終わりました・・・
ログリッチ選手いたら面白かったんだろうなぁ、と思わずにはいられないツールですね。

約9分の動画ですが公式からの大会まとめです。
日本ではJスポーツさんでしたが、現地の実況も興奮具合が伝わってきて良いですね。
聞き取れはしませんが
なにはともあれ、今年も面白かった!!!

 

グランツールは終わらない

さて次は8月半ばから始まる ブエルタ だ!また寝不足の日が続くぞぅ!!!!