自転車チューブの新素材【TPUチューブ】 made in イタリアのブランド BARBIERI（バルビエリ）

昨今様々なブランドから新たに発売されているTPUチューブ。
そんなTPUチューブにイタリアの老舗ブランドから登場

TPUチューブとは

TPUチューブ（Thermoplastic Polyurethane Tube）は、熱可塑性ポリウレタン素材から作られた柔軟なチューブです。このチューブは多くの異なる産業分野で広く使用されており、その特性からさまざまな用途に適しています。

主な特徴として以下が挙げられます：
柔軟性と耐久性： TPU素材は非常に柔軟で、また耐久性が高いため、曲げや伸縮に耐えることができます。
耐化学性： TPUチューブは多くの種類の化学薬品に対して耐性があり、薬品の輸送や取り扱いに適しています。
耐摩耗性： TPU素材は摩擦に強いため、長期間の使用に耐え、耐摩耗性が高いとされています。
耐オゾン性：紫外線やオゾンに対する耐性があり、屋外での使用にも適しています。
透明度： TPUチューブは透明であり、内部の流体の状態を視覚的に確認できます。
一般的な用途としては、医療機器、自動車部品、工業用ホース、エアブレーキシステム、ガス供給ライン、水道パイプ、そして自転車のタイヤチューブなどがあります。その耐久性と多機能性から、さまざまな分野で広く使用されています。

難しく書きましたが、簡単に言いますと、薄いプラスチックと思ってもらえればと思います。

TPU素材の自転車チューブの特徴と利点

一番大きいメリットとしては、軽量化です。
通常のブチルチューブに比べ、約50％～70％の軽量化が可能です。
2番目に、転がり抵抗が少なくなります。
ブチルチューブに比べ、重量もありますが、10ワット～15ワットの節約が可能に。
3番めに、携帯性の向上。コンパクトに収納できるため、荷物にかさばらないのも利点です。

デメリットとしては、扱いが少し複雑。TPU素材のため、パンクに強いですが、膨らませにくいことも特徴。
一度大きく膨らんでしまうと、元に戻らない（縮まらない）性質もあるため、再利用が難しいところもデメリットです。
もちろん細いタイヤから太いタイヤへの再利用であれば、対応できます。
またタイヤに装着前に、膨らませすぎてしまうとタイヤに入れることができなくなってしまいます。
取り付けの際に、今までのブチルと同様に行うと失敗してしまう可能性もあることを覚えておいて欲しいです。

最後に価格が通常のブチルよりも高価になる点も気になるところ。

革新的な性能のTPU素材の自転車チューブ

少々取り扱いに不便なところもありますが、それ以上にメリットも大きいと思います。
取付時の不安なところは、自転車ショップにおまかせすれば解消できます。

軽量になれば、ホイール周りではかなり走行にも影響があります。見た目の軽量化以上に、走行時の軽さも感じられることでしょう。
さらには、耐パンク性能もあがり、異物が刺さったりした場合でも穴が開きにくくなります。
耐パンク性能については、同じTPUチューブの別ブランドとも比較した結果、NO,1の成績を獲得しております。

イタリアブランドのBARBIERI TPU素材自転車チューブの製造プロセスと品質保証

TPUチューブは、主に熱射出成形機によって作られます。全てイタリアの工場作られている、メイドinイタリアです。
チューブを機械で作り、同じくバルブも同様に作成。
バルブコアを取り付け、空気漏れのチェックが入る。1日経過観察し、問題なければ、梱包し出荷されていく。
簡単のように聞こえますが、しっかりと品質にこだわって作られております。