BMCのオールラウンダー 2ndモデル、Teammachine SLRシリーズの最新モデルが発表となりました。
BMCのTeammachine SLRの歴史は、2010年からスタートしました。今回発表となる 2ndグレードTeammachine SLRはただ単にフラグシップモデルのSLR01をダウングレードしただけのモデルではなく、十二分にレースでも通用する2ndグレードとして、その地位を築き上げてきました。
引き継がれる革新
BMC開発/デザインチームは、2ndグレードでも最高級クラスのテクノロジーを投入すべく、日々プロフェッショナルレベルの性能を一般のサイクリストにも提供できるかを研究を重ねています。
そして、今回の4.5世代目は、コストを抑えながらケーブルルーティングをフル内蔵化する【RSM01 ICS Kit】を開発。
この変換コーンスペーサーキットの開発により、今まで2ndグレードに使用されていたBMCオリジナルのアルミステムをそのまま使用しながらもケーブルルーティングを内蔵化に成功できました。
ライドフィール(乗り心地)の向上
BMCの独自テクノロジーのTCCにより、ライドフィールへの信頼度は常に高い地位を確保してきており、ただ単に剛性が高い=早い自転車という固定概念をいち早く破り捨て、疲れにくさ+速さを求めて進化をし続けているのがTeammachineシリーズです。
しなりシートポストやフレーム後方部がしなるように設計されているTCCフレームは、必要な縦方向のしなやかさと振動吸収性を実現し、より長く、よりハードに走るための快適性を提供します。
今回の4.5世代目のSLRは、各フレームサイズのスタックとリーチは直線的に設計されており、どのサイズを選んでも一貫したライディングポジションが得られることで、好評だった4世代目のジオメトリを引き継いでいます。
すべてのサイズでTrail値を63mmを採用することでコーナリングや下りで安定感を提供でき、ホビーレーサーでも自信をもってコーナリングやダウンヒルに臨むことができる。
従来の性能+エアロダイナミック
BMC Teammachine SLRシリーズは常に剛性、軽量性、快適性の高バランスを求めてきました。 それを実現するために専用プログラムの【ACE】テクノロジーを開発。
そして、4世代目より空力性能を追加した【ACE+】にて、フレーム設計を開始。
【RSM01 ICS Kit】を開発したことにより、コックピット周りのケーブルルーティングを内蔵化し、気流の乱れを押さえることに成功。 また、フラグシップモデルSLR01やTeammachine R01と同様に一体型カーボンコックピットのICS Carbon EvoやAeroも選択できるようになった。
フォーク形状もエアロ効果を引き出すデザインへと進化しながらも、50gの軽量化に成功し、4世代目から引き継ぐAero Core ダウンチューブ形状や専用ボトルケージ(別売りオプション)はさらにエアロダイナミックを向上させています。
100% Stiffness(確固たる剛性)
2ndグレードでも4世代目SLR01と同等な剛性と加速を保持すべく、妥協なく設計をしています。その結果、ペダリング効率、高速の加速性、鋭いハンドリングが2ndグレードでも可能となりました。
Lightweight(軽量化)
オールラウンダーロードには必須項目の軽量化にも妥協はありません。 もちろん、フラグシップモデルと比べるのはおかしな話ですが、フレームセット重量も1585gで抑えられております。
重量を抑えながらも剛性を引き継ぐことでフラグシップと近いレベルのパフォーマンスが実現できています。
各フレームセット重量 54サイズ もしくは平均値 |
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モデル名 | SLR01 MPC | 4世代目SLR 01 | New SLR |
フレーム | 731g | 820g | 997g |
フォーク | 308g | 345g | 388g |
シートポスト | 140g | 185g | 200g |
セット | 1179g | 1350g | 1585g |
日本国内のラインナップ
Teammachine SLR Two、Teammachine SLR Three、Teammachine SLR Fourの3モデルが入荷となります。
Ultegra Di2仕様のSLR TWO 今夏~秋に入荷予定 86.9万円
105 Di2仕様のSLR THREE 今夏~秋に入荷予定 68.2万円
105 2×12仕様のSLR FOUR 今夏~秋に入荷予定 60万600円
SLR FOURは試乗車が先行入荷してきますので、3月以降の試乗イベントにもっていく予定となります。