BMCのオールラウンダーフラグシップモデル(ヒルクライム) 、Teammachine SLR01シリーズ(5世代目)の最新モデルが発表となりました。
BMCのTeammachine SLRの歴史は、2010年からスタートしました。その功績はTDF総合優勝、世界選手権制覇、オリンピック金メダル獲得、その他ステージ優勝などを含めると確たる実績を納めてきました。
そんなTeammachine SLR01が更なる高みへと進化します。
REDEFINE GRAVITY
BMC開発/デザインチームは、更なる軽量化と年々太くなるタイヤクリアランスに対応するため、そして『より軽く、よりシャープに、そしてより速く』、妥協のないコントロール性能を求め、SLR01を再デザインの開始をしました。
その結果、タイヤクリアランスを30mm(実測)から32mmへ拡張しつつも、4世代目と比べて-16%(-220g強)の軽量化に成功。
もちろん、エアロロードのTeammachine R01よりも287gも軽く、オールラウンダーモデルとしてヒルクライムに十分に対応しています。
ライドフィール(乗り心地)の向上
BMCの独自テクノロジーのTCCにより、ライドフィールへの信頼度は常に高い地位を確保してきており、ただ単に剛性が高い=早い自転車という固定概念をいち早く破り捨て、疲れにくさ+速さを求めて進化をし続けているのがTeammachineシリーズです。
しなりシートポストやフレーム後方部がしなるように設計されているTCCフレームは、必要な縦方向のしなやかさと振動吸収性を実現し、より長く、よりハードに走るための快適性を提供します。
今回の5世代目のSLR01も、各フレームサイズのスタックとリーチは直線的に設計されており、どのサイズを選んでも一貫したライディングポジションが得られることで、好評だった4世代目のジオメトリを引き継いでいます。
すべてのサイズでTrail値を63mmを採用することでコーナリングや下りで安定感を提供でき、ホビーレーサーでも自信をもってコーナリングやダウンヒルに臨むことができる。
フレーム全体に設計されたバーチカルフレックスにより、エネルギーロスを抑え、効率的なパワー伝達を実現します。シートチューブ、ドロップシートステー、シートポストは、路面からの振動を吸収するよう設計されており、荒れた山道でも最大14mmのバーチカルフレックスが得られ、快適な走行をサポートします。
従来の性能+エアロダイナミック
BMC Teammachine SLR01シリーズは常に剛性、軽量性、快適性の高バランスを求めてきました。 そしてTeammachine R01からもエアロダイナミックデザインを引き継いでより速いオールラウンダーへと進化しています。
対応しているコックピットシステム ICS2 Carbon Evo(幅広)を取り付けたとしても、ICS2 Carbon Aero(幅狭)を取り付けても、エアロロードのTeammachine R01にニアな数値になるようにこだわりぬいたデザインになっています。
4世代目SLR01と比較したら、ドラッグの数値が小さくなっています。(緑や青マークの面積が少ないほど、正面からの空気抵抗が少ないことを表した図です。)
軽量化+空気抵抗の減少 これ以上の勝利への近道はないでしょう。
100% Stiffness(確固たる剛性)
軽量化を成功しつつも4世代目SLR01と同等な剛性と加速を保持すべく、妥協なく設計をしています。その結果、ペダリング効率、高速の加速性、鋭いハンドリングが可能となりました。
まとめ
エアロ効果の高いオールラウンダーロードとして、ヒルクライムにより強くなったSLR01は、ジオメトリーをTeammachine R01と同様にすることでよりレース志向の高いモデルへと進化しました。 しかし、歴代のSLR01の強みである快適性や適材適所の剛性は活かされています。
新型5世代目のSLR01はライダーをさらなる高みへと導く、究極のオールラウンダーロードバイクへと進化しました。
日本国内のラインナップ
Teammachine SLR01 Fourの完成車とフレームセット 3カラーの計4モデルが今秋より入荷となります。
Ultegra Di2仕様のSLR01 Four 1,446,500円
極限まで軽量にこだわり最低限の塗装のVAR0 フレームセット 877,800円(VARはバリエーションの略です)
ブラックに赤ロゴが強いインパクトのVAR2 877,800円(VARはバリエーションの略です)
BMCらしくない攻撃的なカラーのVAR3 877,800円(VARはバリエーションの略です)
最後に
7月中旬にはシクロワイアードさんからインプレ記事が発表になる予定です。
ぜひ、楽しみにしていてください。
また、新型SLR01 Fourの試乗車が一部入荷していますので、各イベントでの展示や試乗は今夏からスタートします。
ぜひ、イベント時にはお立ち寄りください。