今回は自転車用サングラスのご紹介です!
こんにちは!BMCのクロスバイクに乗るクロスバイク女子です。
縁あってフタバ商店さん監修の元、この場をお借りしてコラムを書かせていただいております!
走りがとても軽くて、全然体力のないわたしでもスイスイ~と進んでいきます。
自転車初心者、サングラスに憧れる
【アイウエアが似合っている=自転車上級者】のイメージが固まっているクロスバイク女子です!
「サングラスが欲しい?」と思って早1年。
ハイシーズンに向けて着々と準備していることですし、この度、フタバ商店さんご協力の元サングラスデビューをしようかと思います。
ちなみにサングラスは店頭買いが絶対的におすすめです。その理由も解説します!
自転車サングラスの役割
自転車用サングラスの役割は主に “目の保護” です!
- 強い光(太陽光/紫外線)から目を守る
- 乾燥から目を守る
- 虫、飛翔物等から目を守る
- 転倒時に顔や目を守る、保護する
- 物の輪郭や色の濃淡をはっきりさせる(視界補修)
日差し(太陽光/紫外線)から目を守る
サングラスと言えば「強い日差し、太陽光(紫外線)から目を守る」というのが一番に思いつきます。
まぶしくてよく前が見えないのも危険ですし、目に紫外線を浴びると視力低下、眼病リスクにつながります。乾燥や虫、砂埃対策なら眼鏡でも良いと思うのですが、この紫外線対策はサングラスじゃないと難しいです。
やはりロードバイクやクロスバイクには自転車専用のサングラスがおすすめです!
乾燥から目を守る
自転車に乗っている時って、顔に風があたり、目が乾燥しがちですよね。
特にスピードを出していると乾燥しやすいと言われています。(※わたしにはまだ経験がありません)
スピードを出している中で瞬きが多いのも危ないです。
サングラスをしておけば、風をダイレクトに浴びて乾燥することはありません。
虫、砂埃から目を守る
自転車に乗っていて「虫が目に!砂が目に!」は、子どもの頃からあるあるですよね(笑)
スピードの出るスポーツ自転車だと、虫の他、砂埃も当たりやすいのでサングラスで予防しましょう!
転倒時に顔や目を守る、保護する
転倒時のリスク軽減にもサングラスは役立ちます。
転倒の拍子に、目に何か入ってしまったり、クッション代わりに衝撃を弱くしたりすることも役割の1つ。
サングラス重要ですね……!
欲しいと言いつつ「まだまだわたしには早いかなあ~」とも思っておりましたが……やっぱり買います!!
物の輪郭や色の濃淡をはっきりさせる(視界補修)
スポーツ用のサングラスレンズは色や性能で、裸眼で見る風景よりも色の濃淡や対象物の輪郭がはっきり見える働きもあります。
視界からの情報がよりクリアで鮮明だと、路面状況や障害物の把握が脳内で速く処理でき、パフォーマンスアップにつながります。
自転車用サングラスの選び方
欲しい!と思ったところで、選ぶ難易度が高いような気がする自転車用サングラス。
自分好みのデザインはもちろん重要ですが、快適性、安全性にも関係しますので、ポイントを押さえながら選んでいきたいです。
選び方のポイントは以下の4つです。
- フィット感で選ぶ
- レンズの種類、機能で選ぶ
- レンズやフレームの形で選ぶ
- レンズの色で選ぶ
フィット感で選ぶ
フィット感は快適性において非常に重要です。締め付けが強かったり、すぐにずり落ちてきたりしないように、しっかりフィッティングしましょう!
特に、有名サングラスメーカーの大半は欧米メーカーです。
悲しいかな、日本人を含むアジア人は欧米人と比べて鼻が低く、頬が高いので憧れの海外選手が使用しているモデルがフィットしないことも…。
ノーズパッドが高いアジアンフィットを出しているメーカーもありますが、実際に店頭で試着した方が間違いないです。
以下の3つのチェックをクリアしているものを選ぶのが大事です。
耳周りはキツくないか?
これも欧米人とアジア人の骨格の差で生じる悩みです。
視界は確保できているか?
⇒スポーツ用のサングラスはワイドレンズでハイカーブ(大きく湾曲)しているのが多いのは、広い視野を確保するためでもあります。
bolleサングラスの例でいうと、スポーツ向けのハイカーブパターンは上記の3つになります。
動いてもズレないか?
⇒これは先ほどのノーズパッドのサイズでほぼほぼ決まります。
通販でもたくさん売っていますが、お店でフィッティングするのがおすすめですね。(特にわたしと同じ初心者の方!)付け心地って本当に重要だと思います。
レンズの種類、機能で選ぶ
自転車用サングラスの種類(機能)は主に3つ!
そして主な素材も3つあります。
レンズの種類(機能)
- 単色レンズ
- 調光レンズ
- 偏光レンズ
レンズの素材
- プラスチック
- ポリカーボネート
- NXT®
これは自転車用に限らず、すべてのサングラスに当てはまることなので、知っている方も多いと思います。乗る自転車の種類によっておすすめが異なります。
レンズの種類
単色レンズ
文字通り、レンズに単色のカラーが付いるレンズです。ベーシックなエントリーモデルに多用されています。
調光レンズ
紫外線の量、太陽光の強さに合わせてレンズカラーの濃度を変化させるレンズです。
時間帯や場所に合わせて視界の明るさも調整してくれます。わたしはクロスバイク乗りで景色やスポットも楽しみながらライドをしたいので、こちらかな。
デメリットとしては、色の濃淡スピードが徐々に遅くなることです。(特に濃→淡は使用頻度が多くなればなるほど、遅くなっていきます。)
偏光レンズ
レンズとレンズの間に挟まれている特殊な偏光フィルムが反射光の強さを抑え、クリアな視界にしてくれます。下を向きがちなロードバイクには偏光レンズがおすすめと言われています!
ただし、サイコン(スピードメーター)などの液晶画面が見にくくなるデメリットも。
レンズの素材
プラスチック
一番ベーシックなレンズです。エントリークラスやファッションサングラスに多く使用されています。ただ、転倒時に割れやすいのであまりおすすめはできません。
ポリカーボネート
カーポートの屋根部にも使用されており、耐衝撃性が高いのがポリカーボネート。
飛び石や転倒の際も割れるのではなくひび割れ程度です。ただし、歪みに弱く、サイドからのストレスがかかると視界に影響が出てきます。
NXT®
軍用ヘリコプターの防弾ウインド用に開発されたオールマイティーに近い素材です。 他の素材よりも軽量で、視界がクリアです。
さらに素材自体は粘りっ気が強く、サイドからのストレスでも高い復元性があり耐薬品や経年劣化にも強いのが特徴です。
レンズの形
自転車用サングラスの形は、主に2種類!
- 一眼式(シングルレンズ)
- 二眼式(デュアルレンズ)
これは実際に見ていただいた方が早いかと思います!
一眼式(シングルレンズ)
デザイン性&機能性に優れているので、自転車乗りには人気なのはコチラ!
自転車用サングラスは確かにこちらのイメージです。
一眼式サングラスの特長
- 視野が広くなる
- 風の影響を受けにくい(巻き込みも少ない)
- 保護性が高い
二眼式(デュアルレンズ)
こちらは一般的な眼鏡、サングラスの形です!
二眼式サングラスの特長
- 度付き対応タイプが多い
- 比較的安価
- レンズが軽い
- 一般的な眼鏡やサングラスよりハイカーブ(風の影響を受けにくい)
わたしは普段、コンタクトですが長時間付けていると目が痛くなるので、デュアルレンズで度入りが良いかなあと考えています。でもシングルレンズのカッコよさも捨てがたいですよね。
レンズの色
レンズの色にも意味があります!
自分が自転車に乗るシーンを思い出して選びましょうね!
クリア系
クリアは夕暮れから夜間の使用に適しています。
また、森林や山道などの急に暗くなるコースやシクロクロスのような泥道コースを走るのにも適しています。
グレー系
オーソドックスなレンズカラーです。
グレーは日当たりの良い条件に適しています。光を均等に抑えるので、視界に違和感が出にくくなっています。
ブラウン系
こちらもオーソドックスなカラーですね。ギラつきの際に効果を発揮します。
グレー系に比べ、コントラスト効果も有します。(特に緑色に関しては、効果てきめんなので、ゴルフプレイヤーに好まれます)
ハイコントラスト系
ピンクやイエローのレンズカラーです。
他のレンズカラーと比べ、曇りや霧のコンディション等、光が弱く物体の輪郭がはっきりしない場合に効果的です。
自転車サングラスで圧倒的存在を誇る【Bolle】(ボレー)
勝手にわたしが憧れているだけですが、やっぱりBolleのイメージは強いですよね!
Bolleは、130年以上の歴史のあるサングラスメーカーです。
Bolleには、代表的な2つの独自レンズテクノロジーがあります。
おすすめアイテムご紹介前に少しこれについて語らせてください。
1.PHANTOM レンズ
もともとレンズ素材としては最強の呼び名も高いNXTに、様々な機能を付加させたのがPHANTOMレンズ。
・紫外線の量に反応する調光レンズの機能
・色の濃淡をはっきりさせるハイコンストラクトフィルター
・レンズの曇りを一瞬にクリアにするプラチナムアンチフォグ(曇り止め)
などなど。
Bolleの中でも最高級レンズです。
2.VOLT +レンズ
サングラス業界初となる、AIによる2千万以上の見え方の組み合わせから生まれた乱反射を抑える偏光機能搭載。さらに全色の濃淡をはっきりさせるハイコンストラクトフィルターと全色の誇張のベストバランスな機能を装備したポリカーボネート製レンズです。
一面真っ白な雪山でも、裸眼で見るより30%ほどコンストラクトや全色が強調して見ることができます。すごい!
また、最新の技術が詰まったサングラスからベーシックな単色ポリカーボネートレンズタイプも幅広くあります。
Bolle(ボレー)のおすすめサングラス
シフター(SHIFTER) 単色PCレンズ
- 【タイプ】単色/一眼レンズ
- 【レンズ素材】ポリカーボネート
- 【カラー展開】
シャイニーホワイト/ブラウンブルー:15%/晴天
マットピンク/ブラウンブルー:15%/晴天
マットブラック/クリアプラチナム:90%/晴天 - 【価格】¥17,600(税込)
この数年のBolle一眼レンズのお父さん的存在です。
3段階のアジャストノーズパッド仕様にマイナーチェンジ中で日本人にも合わせやすいタイプです。
クロノシールド(CHRONOSHIELD) Phantomレンズ
- 【タイプ】調光/一眼レンズ
- 【レンズ素材】NXT®
- 【カラー展開】
マットクリスタルネイビー/ファントムクリアグリーン:62~9% /晴天~曇天
マットブラック/ファントムブラウンレッド:35~15% /晴天~曇天
マットブラックネイビー/ファントムクリアグリーン:62~9% /晴天~曇天 - 【価格】¥32,780(税込)
PHANTOMシリーズです!
ここまで大きなレンズだと日本人には合わせにくいかもしれませんが……ビッグレンズへの憧れが捨てきれない~!店頭で合わせてきます。
ライトシフター(LIGHTSHIFTER) Volt+レンズ
- 【タイプ】偏光/一眼レンズ(※ハーフフレーム)
- 【レンズ素材】ポリカーボネート
- 【カラー展開】ウルトラバイオレッド
- 【価格】¥23,100(税込)
ライトシフターはハーフフレームタイプなので、サイコンも見やすいですね!
上記でご紹介した新しいBolleの偏光レンズ【Volt+】が採用されています!超ハイコンストラストフィルター採用で、モノの輪郭が超はっきり!します。
しかも、今春より度付き対応に変更できるインナーフレームが発売になるとのこと!
(参考:https://e-ftb.co.jp/item/8212/)
Bolt 2.0(ボルト 2.0)
- 【タイプ】偏光/2眼レンズ
- 【レンズ素材】ポリカーボネート
- 【カラー展開】ウルトラバイオレッド
- 【価格】¥20,900(税込)
3段階のアジャストノーズパッド仕様、ワイドな2眼レンズは、自転車以外のスポーツをしている方におすすめ。
こちらのモデルも【Volt+】採用。女子やジュニアなど小顔の方にはワンサイズ小さいBolt-S 2.0もありますよ!
(参考:https://e-ftb.co.jp/item/6434/)
●もちろん、上記で紹介したモデルにもPHANTOMレンズ仕様やVolt+レンズ仕様もありますので、
bolle商品一覧より確認してみてください。
ジャパンブランドなら超王道【OGK KABUTO】
ヘルメットで有名なジャパンブランド【OGK KABUTO】でも、日本人にフィットしやすいおすすめサングラスがあります。
やはり日本メーカーだけあって、日本人の骨格にあったサングラスを発表しています。
また価格帯も欧米ブランドと比べて、かなりお手頃感がありますね。
122PH
- 【タイプ】調光/一眼レンズ
- 【カラー展開】レッドクリア
- 【価格】¥22,000(税込)
今年(2022年)発表になったばかりの調光一眼レンズです。
紫外線カットはもちろん、見やすさ、衝撃耐久性、耐熱性に優れているハイスペックサングラスです!
新型NB-01
- 【タイプ】2眼レンズ
- 【カラー展開】レッドクリア
- 【価格】¥5500(税込)
「軽い」「かけやすい」「買いやすい」をテーマに開発されたサングラス。
レンズはオーソドックスなカラーであるグリーン、そして夜間走行に適しているクリアレンズの2種類がついています。レンズが2種類ついて価格は5,500円と……かなりコスパが良いです。
自転車用サングラスは店頭買いがおすすめです!
度入りに限らず、自転車用サングラスはショップさんで見て、フィッティングして、店員さんに相談しながら決めるのがおすすめです。
今回、選ぶポイントとしてたくさんご紹介しましたが、初心者さんがこれらを網羅しつつ自分に合ったサングラスを選ぶのは結構大変。また、前述した通りフィッティングは超大事です。パフォーマンスに関係するのはもちろん、ケガや事故のリスクにも関わってきます。
また、困った時も買ったショップで相談したり、替えのレンズを発注したり、継続的なコミュニケーションも気楽にとれます。
慣れていない方こそ、是非ショップさんで相談してくださいね!