本ホームページのBMCも23年度モデルを公開開始していますが、今期、新たにグラベルレースカテゴリーが追加となり、
KAIUS01(カイウス ゼロワン)が発表となりました。
(ホワイトカラーモデルは、残念ながら日本未発売モデルとなります。)
日本ではまだ馴染みのないカテゴリーですが、海外では結構盛んにグラベルレースが開催されています。
新カテゴリーではありますが、レースと聞いて、生粋のレーシングブランド”BMC”が参入しないわけがありません。
ただし、実際に私たち、代理店スタッフにも最近まで情報が降りてこず…
ただ、『グラベルレース用の本格的レーシングバイクを発表するよ。 グラベルコースを走ることができるTeammachine SLR01を想像してごらん?
もう、こんなエキサイティングなモデルに間違いないよ!!』という悪魔なささやきに近い昨年度末のプレゼンテーションで見せられたのは、
黒い箱のアイコンのみ… 発注数量を確定しなければなりませんでした… (本当に怖~いささやき)
でも、プレゼンテーション用の資料が届き、内容を確認した瞬間。 鳥肌が…
本当にTeammachineシリーズの外観やテクノロジーを受け継いだ、グラベルレースバイクの姿のKAIUS01。
こんなレーシーなデザインのバイクが本当に砂利道やスムーズに走れるのか?
そんなNEWカテゴリーのKAIUS01(カイウス ゼロワン)を紹介します。
BMCは配信するグラベルレース KAIUS01(カイウス ゼロワン)
(動画のホワイトカラーモデルは、残念ながら日本未発売モデルとなります。)
本当にTeammachine SLR01にそっくりな外観です。
いたる箇所にワールドツアレースでも実績があるSLR01のテクノロジーが使用されています。
開発理由
日本では、グラベルバイクといえば、バイクパッキングやアドベンチャーライドをイメージする方が多いと思いますが、
グラベルレースも開催されている海外では、絶え間なく変化する多様な地形や目的に、常に対応し続け、レース仕様の
ハイパフォーマンスも求められているカテゴリーになっています。
生粋のレーシングブランド”BMC”としては、そこを見逃すわけにはいけません。
“Unbound Speed(無限のスピード)”にアクセスするグラベルレースモデルとして、『KAIUS01 (カイウス・ゼロワン)』の
開発に乗りかかりました。
そこでKAIUS01は、BMCがもっとも実績があり、長年積み上げてきたTeammachineのテクノロジーをグラベルレースロード
バイク用にブラッシュアップ&調整されております。
ACE+(エースプラス)の重要な4つのファクター【軽量化】、【剛性】、【快適性】、【エアロダイナミックス】が
KAIUS01にも活かされており、やわらかい砂利道でも、パワーロスせずに適正なトラクションを発揮して、生み出される
クライムやスプリント性能や飛び石等の衝撃にも負けない強度を持つレーシングバイクです。
主なフレームスペック
駆動部へのパワーロスを防ぐため、ダウンチューブからBBチューブを通過して、チェーンステイまで高い剛性が出るように、
そして、シートチューブ&シートステイ、D型シートポストをしなるようにして、そこから生まれる快適性とTeammachine SLR01と
同様な理念でカーボンレイアウトを設計。
そのため、SLR01同様にフレーム自体の重量を抑えながらも、バランスの良いバイクに仕上がっています。
SLR01ではあまり気にしていないですが、飛び石などの衝撃からフレームを守るため、強度もアップされています。
(ホワイトカラーモデルは、残念ながら日本未発売モデルとなります。)
SLR01との違いはリーチ(トップチューブ)を長くし、前輪を一般的なロードバイクより前方に移動させ、安定性とやわらかい路面でのトラクションが向上させました。
47サイズでのトップチューブ長を比較すると、SLR01が517mmに対して、KAIUS01は546mmと29mm長くなっています。
同じく47サイズでリーチを比較すると、SLR01が367mmに対して、KAIUS01は390mmとこちらも23mm長くなっています。
(ホワイトカラーモデルは、残念ながら日本未発売モデルとなります。)
タイヤクリアランスは、44mmクリアランスを確保※1
SLR01が30mmクリアランスなので、非常に広いタイヤクリアランスになります。
ちなみに同じグラベルカテゴリーのURSは45mmです。
※1 タイヤとワイドリムのホイールとの組み合わせで、タイヤに表記してあるサイズより膨らむ場合がありますので、
実測値でのクリアランス表示となります。
例えば、42mm幅のタイヤでも、超ワイドリムホイールとの組み合わせによっては、実測値が44m近くまでなる場合もあります。
シートポストはD型のオリジナルカーボンポストが付属してきますが、アダプターを使用することで、
27.2mmのドロッパーシートポストにも対応しています。
このあたりもグラベルカテゴリーにあったデザインとなっています。
エアロダイナミックスは、SLR01から受け継いだフォークの形状や専用ボトルケージ、ステルスドロップエンドを採用し、
SLR01に近い数値を確保。
フロントは1xでも2xでも対応できる仕様になっています。
トップチューブにはボルトオンシステムで取り付けられるバッグに対応するため、ねじ穴があり、
そこに申し訳なさそうなモデル名のプリント。
このあたりも、あまりブランド名やモデル名をアピールしたくないというライダーが多い
グラベルカテゴリーならではのデザインかと。
KAIUS01 各パーツの重量 (54サイズ)
◎フォーク:400g
◎フレーム:910g
◎シートポスト:160g
合計:1470g
対して、SLR01 各パーツの重量 (54サイズ)
◎フォーク:345g
◎フレーム:820g
◎シートポスト:185g
合計:1350g
コックピットシステムなしでのフレームセット重量は、そんなに大差がない。
各チューブのサイズが変わったりしていても、軽量化されていることがうかがえます。
KAIUS01 THREE \1,012,000 税込
こちらは国内に入荷予定のカラー、サフラン&ブラックとなります。
◎メインコンポ:Sram Rival eTap AXS WIDE 43-30T x 10-36Tの2x12。
◎コックピットシステム:ICS2アルミステムとBMCオリジナルのカーボンドロップバー。
◎シートポスト:オリジナルD型ポスト 15mmオフセット
◎ホイール:オリジナルのCRD-400カーボン(40mmハイト) チューブレスレディー対応。
◎タイヤ:ピレリ Cinturato Gravel H 700-40c
◎サドル: Fizik Vento Argo R5
◎取り扱いサイズ:47、51、54
ジオメトリー
サイズ 【単位は特記がない限り、mmです】 | 47 | 51 | 54 |
推奨身長(欧米人のデータを基にしてます) 単位:cm | <166 | 166~174 | 172~180 |
スタック | 510 | 530 | 550 |
リーチ | 390 | 397 | 401 |
シートポストチューブ | 428 | 452 | 468 |
トップチューブ | 546 | 559 | 569 |
ヘッドチューブ | 85 | 106 | 123 |
シートアングル 単位:° | 73° | 73° | 73° |
ヘッドチューブアングル 単位:° | 71° | 71° | 72° |
リアセンター | 420 | 420 | 420 |
フロントセンター | 596 | 610 | 608 |
ホイールベース | 1003 | 1017 | 1015 |
BBドロップ | 80 | 80 | 80 |
フォークレングス | 387 | 387 | 387 |
フォークレイク | 50 | 50 | 45 |
トレイル | 66 | 66 | 68 |
スタンドオーバーハイト | 684 | 722 | 756 |
クランク長 | 170 | 170 | 172.5 |
ステム角 単位:° | ー12.5 | ー12.5 | ー12.5 |
ステム長 | 90 | 100 | 100 |
ハンドルバー幅 | 400 | 420 | 420 |
ハンドルバー ドロップ | 117 | 117 | 117 |
ハンドルバー リーチ | 77 | 77 | 77 |
シートポスト長 | 282 | 322 | 362 |
シートポストオフセット | 15 | 15 | 15 |
販売店情報 おおよその納期
販売店に関しては、MY23取扱店を募集中ですが、
現在のリストからお近くのショップさんを検索ください。
https://e-ftb.co.jp/bmc/shop/
入荷時期ですが、初回が22年の冬頃、最終便が24年の春頃を
見込んでおります。