TECHNOLOGY

BMCの行っていることはシンプルで、日々自転車を設計・生産し続けています。 プロ選手もホビーライダーも隔たりなく、ロード、トラック、トレイル等のカテゴリーに関係なく、すべてのクラスで最高の自転車を生産することは最難関のチャレンジです。BMCはスイス本社近くに「Impec Lab」を設け、才能ある自転車開発エンジニア達により、その最難関の実現化をしようとしています。社内にプロトタイプを作成する技術と機械を所有することで、開発にかかるリードタイムが驚異的に短縮され、開発プロセスも社内で完全に制御することができます。それにより、独自の特許技術を盛り込んだ時代の先を行く最高のBMCバイクが誕生するのです。

Beat the enemy

Vmax

最大速度 - ライダーや自転車が
導き出す最速値

ライダーが最高時速まで達するのに
激しく戦わなければならない敵、
それは『空気抵抗』

空気抵抗は時速の二乗の力でライダーを常に襲ってきます。その自然の摂理にどう立ち向かうか?ライダーやエンジニア達は戦いを挑み続けています。その答えをBMCは見つけ出しました。

Vmax=p2p×subA

p2p

Position-to-Perform:ライダーに無理なく効率的で理想的なポジション出しを提供できるコックピット辺りやシート位置などを調整するシステム。

subA

SubAは、空気抵抗を最小限に抑えて空力効率を最大化することを指します。1. エアロダイナミックチューブ形状、2. インテグレーションシステム、3. ライディングポジションのためのオリジナルコンポーネントの3つのメイン機能の最適化によってSubAは実現されます。

Tuned Compliance
Concept

TCC

剛性と垂直コンプライアンスの比類なき交点

BMCは、4つのカテゴライズされたフレームを設計し、それぞれのライダーのニーズに応えるように開発しています。
独自のTuned Compliance Concept(TCC)をそれそれのカテゴリーに合わせて展開し、必要な垂直コンプライアンスと横方向の剛性を実現しています。その結果、どのジャンルのバイクでも快適性とパフォーマンスのパーフェクトバランスが取れた最高の乗り心地を得ることができます。

TCC Speed

最高速度を維持するため、最適化された動力伝達効率とローリング効率を重視。そのためにフレーム剛性を高めて、しなりは他のカテゴリーよりも抑え気味な設計。新型Timemachine Roadの重要な機能です。

  • ICS Aero

    ローハイト&ワイドデザインのステムは垂直コンプライアンスを向上し、荒れた路面でもコントロール性の低下を抑え、横方向の剛性も上がり、たわみにも強くなりました。

  • TCC Speed fork

    ナローフォークブレード(フォーク形状)は空気抵抗を抑え、垂直コンプライアンスを向上させています。そのことにより高速時でも路面や空気抵抗からくる振動を抑えて安定した走りを実現できます。

  • TCC Speed fork

    象徴的なBMCのシートステーデザインは垂直コンプライアンスとホイールトラクションを向上させ、長時間ライドで重要な快適性のために横方向の剛性も維持し、あらゆる状況でもシャープな加速ができるデザインです。

TCC Race

Teammachineのモデルには、素早い加速力のために微調整されたしなりと、あらゆる路面での回転効率とコントロール性の向上を重視。状況変化の激しいツアーレースで戦うために、剛性と快適性のベストバランスを設計。

  • ACE Carbon Fork

    ACEテクノロジーでデザインされたカーボンフォークは、軽量で、優れた垂直コンプライアンスと横方向剛性を兼ね備えています。

  • Dropped Seatstay Design

    象徴的なBMCのシートステーデザインは垂直コンプライアンスとホイールトラクションを向上させ、長時間ライドで重要な快適性のために横方向の剛性も維持し、あらゆる状況でもシャープな加速ができるデザインです。

  • D-Shaped Seatpost

    D-シェープ シートポストは軽量かつ、適度なしなりがあり、1日中乗っていても疲れにくいデザインです。

TCC Endurance

Angle Complianceテクノロジーを採用し、パリ~ルーベのような荒れた道でも「速く走れて、疲れにくい」というTCCの特徴がもっとも実感できるバージョン。快適性能を最も重視した設計。全てのRoadmachineモデルのシートステーやフォーク、シートポストにAngle Complianceを採用しています。

TCC GRAVEL

既存のTCCテクノロジーをオンロードよりもハードな路面を走るグラベル用に再構築。他のモデルにも採用されているD-Shapeシートポストは、軽量で適度なしなりがあり、長時間ライドでも疲れにくいデザイン。以前、Teamelite01に採用したMTT(マイクロトラベルテクノロジー)を採用したことにより、10mmのトラベルを取得でき、複雑な路面でもパワー伝達とトラクションが向上。

Integrated Cockpit
System

ICS

フォームと機能を融合した
最も先進のコックピットデザイン

Integrated Cockpit Systemテクノロジー(ICS)は、ハンドルバーからリアホイールまでケーブルルーティングを内装化し、高い調整力で生まれるフィッティングはBMC独自のインテグレーション理念の最高な例えでしょう。
そして、ICSテクノロジーは、機能インテグレーション化の利点を幅広いライダープロファイルに合わせ、BMCラインアップ、それぞれのジャンルに合ったプラットフォームに調整しています。

ICS CARBON

4世代目のTeammachine SLR01のために、ACE+を用いて再デザインされたフルカーボン一体型コックピット。ICS1コックピットシステムより約100gの軽量化。エアロ効果や見た目の美しさも追及した新世代のコックピットシステム。

ICS2

ICS CARBONと同様に4世代目のTeammachine SLR01のために、エアロ効果や見た目の美しさも追及し、再デザインされた次世代型アルミコックピットシステム。ICSステムと比較して15gの軽量化に成功。

ICS Aero

New Timemachine Roadのためにデザインされた専用設計のICSエアロはICS内でもっともエアロダイナミックに優れた形状です。

  • ICS Aero

    ICSエアロコックピットは、ICSテクノロジーの中でも最新なアプリケーションです。空気抵抗が最小限になるようなデザインで、高いエアロパフォーマンスと妥協しない調整力、イージーメンテナス性を誇ります。
    ICSエアロは、最小限のフロントサーフェスと完全に内部を通すステルスケーブル・ルーティングが大きな特徴です。スタンダード・2ピース構造は専用設計にはなりますが、機能性やフィッティングには全く影響がありません。 また、ライダーはステムとハンドルバーのサイズ変更をすばやく行うことができます。

  • ICS Aero Bar

    専用エアロハンドルバーは、空気抵抗を最大限に抑えるため、フロントサーフェスを極力最小限になるようデザインされています。

    • ・握りやすいエルゴノミク・エアロトップ形状
    • ・最小限にまとめたエッジ
    • ・下ハンを握っても十分なリストクリアランス
    • ・400、420、440mmの幅から選択可能 (有料オプション)
    • ・リーチ:66m、ドロップ:125mm、2.5°フラットベンド

    ※ICSエアロステム専用設計のため、他のステムには使用不可。

  • TCC Speed fork

    最適化されたエアロダイナミックなICSテクノロジーステムも、空気抵抗を抑えるため、フロントサーフェスを最小限に抑え、ワイドなボディにより快適性も向上されています。

    • ・抵抗を抑え、快適性を高めたエアロシェープ
    • ・100、110、120、130mm長から選択可能(有料オプション)
    • ・ステム角:-15°
    • ・ハイトップカバー+ロートップカバー(オプション)
    • ・フェイスプレート取付タイプのガーミン+GO-PROマウント付属
    • ・付属のフェイスプレート取付タイプのGO-PROマウントを利用すれば、サードパーティのサイクルコンピュータも取り付け可能

    ※ICSエアロハンドルバー専用設計のため、他のハンドルバーは取付不可。

ICS1Teammachine SLR Disc(3世代目) Roadmachine URS

Teammachine SLR Disc(3世代目)やRoadmachine、URSのためにデザインされたベーシックタイプのICSは様々なレースやエンデュランスなどあらゆるジャンルに対応。

  • ICS1 Stem

    ICS1ステムは-12.5°(90~130mm 10mm刻み)または、0°(55、70、80、90、100mm)から選択可能(有料オプション)で理想のライディングポジションを実現できます。
    ケーブル・クランプ&ケーブル・カバー・システムは、組付けや調整、メンテナンスが必要以上に複雑にならないように、そしてDi2ケーブルや油圧ディスクホースが安全に内蔵できるようにデザインされています。

  • Complete Adjustability

    ICS1ステムは、高さや長さが調整(変更)できるようにデザインされています。 ステム長の種類やインターロック式専用コラムスペーサーシステムにより、油圧ホースを外さなくても、ステムの取り外しやコラムハイト調整が行えます。(※1)

    ※1 交換する前後のステム長やコラムハイトの差異によって各ケーブルの長さ調整が必要になります。

  • Feature adaptable

    付属しているICS1ステムのフロントプレート専用のGoProマウントを使用するすべてのコンピュータマウントと互換性があり(※2)、ほとんどのデバイスがスマートに取り付けることができます。

    ※2 使用するサイコン用のGoProマウント取付ブラケットが別途必要です。

ICSAlpenchallenge AMP

Alpenchallenge AMPモデル(E-Bikeのため、日本未入荷)にも採用され、Lifestyleカテゴリーに、BMCが進めている機能のインテグレーションという新しい基準が生まれました。

  • Integrated Light mount

    ICSテクノロジーの適応性により、フロントライト用電源ケーブルも内蔵ルーティングが可能です。デイリーユーザーにもICSテクノロジーの利点と高性能さを体感してもらえます。

Accelerated Composites
Evolution Technology

ACE/ACE+

デジタルシミュレーションによる開発の高速化

ACEテクノロジーを使用して、本来なら何年もかかるテスティングやプロトタイプ作成をFEMのデジタルシミュレーション内で行い、数カ月間の作業へと圧縮しました。
トップチューブとチェーンステイの強度アップやディスクブレーキやダイレクトマウントリムブレーキに対応する可能な限り理想的な高性能フレームへ仕上げるため、ACEテクノロジーで再計算し、設計されたのが新SLR01になります。各チューブの強度をアップされたことにより、先代を上回る加速性能が実現し、シートポストなどの積層を変更することで快適性のアップを達成しました。

ACEは、従来のフレームデザイン方法に挑戦する新しいジオメトリー計算を使って、BMCが理想とするフレームパフォーマンスの向上を導き出してくれました。 エンジニア達が要望したフレームパフォーマンス値をベースに、チューブ形状やカーボンレイアップ、そしてジオメトリーを計算しました。 目標の剛性、重量、快適性に近づけるため最新のカーボン積層方法でできた左右非対称なオーバーサイズチューブをACEテクノロジーによってデザインしました。

2世代目~3世代目のデザインに使用した剛性、軽量性、快適性をメインエレメントにした「ACE」テクノロジーに、オールダウンダーロードにも要求されてきたエアロダイナミックスを追加し、「ACE+」テクノロジーとして、進化しました。 そのプログラムによって、4世代目のTeammachine SLR01はコンピューターシミュレーションで最速&最強のフレームになるように設計されました。

  • Power Transfer

  • Lightweight

  • Compliance

  • Aerodynamics

Dual Transmission
Integration

DTi

最適のコンポーネントを
選べる自由を

BMC独自のDTi(Dual Transmission Integration)は、機械式とDi2のコンポでメーカー問わず、すべてのコンポーネントに対応しているので、ライダーの選択肢が広がります。(一部例外あり) どのメーカーのコンポーネントを取り付けても、BMCのプレミアムなルックスやフィーリングが損なわれることはないでしょう。

Shimano Di2
Sram eTap / Campagnolo EPS
Mechanical shifting