HISTORY

history of BMC Switzerland

About
BMC Switzerland

BMCは世界をリードするスイスのプレミアム・ハイパフォーマンスサイクリングブランドです。スイスの高級時計製造業界の中心であるジュラ山脈のふもと「グレンヘン」に本社と研究施設を設け、あらゆるクラスで最高のバイクを生産しています。

1980〜90s

1986

ボブ・ビゲロー氏(米国人)がラレーの輸入代理店として設立。

1994

Bicycle Manufacturing Company (BMC) を立ち上げ、スポーツバイク製造を開始。

1997

2レベル油圧システムでコンプレッションとリバウンドを分けるユニット、バーチャルピボットの先駆けとなるシステムを開発。

1999

BMC初ロードモデル:Gavia(ガヴィア)とCima(シーマ)をスイス国内で展開。

2000s

2000

故アンディ・リースがBMCを完全買収し、会社の新しい時代が始まる。スイスへ本拠地を移す。

2002

Phonak CyclingがBMC最初の本格レースバイクTeammachine SLT01を使用。

TeammachineSLT01はカーボンチューブとアルミラグで構成。
アルミラグの形状が特徴となるSCCは接合部の面積を増やし、適材適所で形が変わるカーボンチューブを円滑につなげることができる。
SLT01はのちに新しいフラグシップのSLC01が発売となっても2ndグレードとして長期にわたり発売されていた名機。(~2009)

2004

Trailfox のルーツ:VPS (バーチャルピボットシステム)採用の「Golddigger」。

Timemachine TT01:革命的な「Hinge fork」デザインやP2P。
ライダーフィッティングコンセプトのルーツ…100% スイスメイド、フルカスタム。

2004

自転車業界初となるCNT(カーボンナノチューブ)採用でBMCとしても初のフルカーボンフレームSLC01が誕生。(~2010)

CNTを採用することで、フォークコラムやエンド、フレームエンドまでカーボンで作成することが可能となった。クロスロックシステムもiSCへ進化し、カーボンの向きなど緻密に計算され、フレームにかかる負荷を逃がしながら、パワーロスをしないデザインになっています。このころからリアトライアングルをコンパクトにし、反応性能を高めた。

2007

BMC Racing Teamのスタート。

2009

エアロロードの草分け(?)画期的なハイブリットフレームのSLXが誕生。(~2010)

BMCレーシングチームの選手たちによって実戦で使用されるモデル。上半分がカーボン、下半分がアルミとこれまでのアルミ+カーボンフレームの常識を打ち破るデザイン。また、当時としては珍しい低い位置からのシートステイやエアロ形状のシートチューブはエアロロードの走りといっても過言ではない。

2010s

2010

Impec Factory 起動。

2010

最初の Impec が製造される。最先端のカーボンブレイド、RTM、サーモプラスチック技術を採用。(〜2013/14)

初代Teammachine SLR01 誕生BMC 独自のTCC(チューネド・コンプライアンス・コンセプト)を採用、パフォーマンスとコンフォートを両立したレースバイクのベンチマークとなる。(〜2013/14)

2011

アンディ・リースの夢が10年越しに叶う:SLR01(初代)&TM01でBMC Racing Team念願の カデル・エヴァンスがツール・ド・フランスの総合優勝。

2012

フィリップ・ジルベールがSLR01でBMC所属として初の男子ロードワールドチャンピオンとなる。

2012

TCCを進化させてエンデュランスクラスに突入:BMC Racing Teamがパリ~ルーベでGF01を使用。(〜2016)

セカンドグレードGF02(アルミフレーム)にはディスクブレーキを採用したモデルも発売。(〜2016)

TDFでは個人TTで1分差を逆転し、総合優勝へ、トライアスロンでは当時の世界記録を打ち出した。その後も世界選手権TTT2連覇にも貢献したTM01。(〜2016)

TM01から進化したルーラーのための高速巡行性に特化したエアロロード TMR01(初代)。(〜2016)

2013

一方MTBでは、BMC MTB Racing Team がXCO世界ランキング1位。

自転車の作り方を根本的に変えたACE Technologyで開発された2代目のTeammachine SLR01。(〜2017)

2014

「絶対にフルサスに乗らない」と豪語していたジュリアン・アブサロンがFourstroke 29でXCO世界戦を取る。

そして、チームも2年連続XCO世界1位。

2014-15

BMC Racing TeamがTTTの世界チャンピオン。

2015

Impec Labで再計算、最適化されたTrackmachine TR01でローハン・デニスがUCIアワーレコードを取る。

2015-16

Impec Lab で開発されたMTT(マイクロ・トラベル・テクノロジー)を採用するTeamelite 01 に乗って、4年連続世界1位!
ジュリアン・アブサロンが33度目のワールドカップ優勝と7度目の年間総合優勝を飾る。

2016

グレッグ・ヴァンアヴェルマートがツールステージ、マイヨ・ジョーヌ、五輪ロードレースを取る。

Roadmachineの発売:現代のロードライダーのニーズにこたえる、BMC初ディスクブレーキ専用ロードシリーズ。(〜2018)

New Timemachine:世界最速TTバイクがトライアスロンにフォーカスして生まれ変わる。

2017

New Teammachine SLR01(3代目):ディスクブレーキを採用したリアルロードレーサーの誕生。

2018

New Timemachine ROAD01(2代目):ディスクブレーキ&電動コンポ専用フレームのフルインテグレーテッドバイク。

2019

BMCのエンデュランスロードバイク、Roadmachine(ロードマシン)がフルモデルチェンジ。剛性強化と軽量化、乗り心地の向上、そして33mmタイヤを飲み込むクリアランスなど総合力を増した第2世代機。

Unrestricted(URS) BMC初となるグラベルカテゴリー。「制限なし」を意味するシリーズ名はいかなる路面状況でも制限なしで楽しめるバイクとしてデザイン。略称の「URS」はスイスの方言で「熊」を意味し、野性味あふれる走りを実現。

南アフリカ共和国籍のUCIワールドツアーチーム「ディメンションデータ」に車体提供。

2020s

2020

「ディメンションデータ」の親会社である日本企業「NTT」がタイトルスポンサーになったことで「NTTプロサイクリング」に名称変更したが、車体提供は継続。

チーム初の日本人・入部正太朗選手が加入。

1月にUCIワールド・ツアー開幕戦であるツアー・ダウンアンダーにおいて「NTTプロサイクリング」として初勝利を挙げる。